大宝律令
『大宝律令』(たいほうりつりょう)とは、8世紀初めに制定された日本史上初めての本格的な律令である。大宝律令の起源は天武天皇による詔や飛鳥浄御原令にあり、令の完成と共に大宝律令が完成した。これを機に天皇を中心とした、二官八省(太政官・神祇官の二官、中務省・式部省・治部省・民部省・大蔵省・刑部省・宮内省・兵部省の八省)の官僚機構を形成することになり、中央集権統治体制が本格的なものとなったのである。また、国・郡・里などの単位で地方官制も定められ、国司には多大な権限が与えられ、郡司にも一定の権限が与えられた。「律」は、刑法にあたる6巻から成り、「令」は行政法および民法などにあたる11巻から成っている。