日本書紀

『日本書紀』(にほんしょき)は、奈良時代に作成された日本最古の歴史書である。原名は「日本紀」説と「日本書」説がある。「日本紀」説は中国では紀伝体の史書を「書」と呼び、帝王の治世を編年体にしたものを指していたので「日本紀」であると言われている。また、『日本書紀』は六国史(りっこくし)と呼ばれるうちの1つであり、他に「続日本紀」「日本後紀」「続日本後紀」「日本文徳天皇実録」「日本三代実録」がある。漢文・編年体で作成されており全30巻からなる。このような歴史書は、日本にまだ文字がない頃から中国には存在していた。中国の史書には、413年に倭国が貢ぎ物を献じたことが記載されているが、当時日本には文字がなかったため王の名前は不明。その後、日本でも歴史書を作ろうという動きが現れた。また、日本の歴史を書に残すということは国家の大仕事であり、皇族などの歴史上での位置づけを後世に伝える物だったため、政治的権力をもっている人が主導権を握って編集されたと言われている。