奈良時代

『奈良時代』(ならじだい)とは710年に元明天皇による平城京遷都~794年の桓武天皇による長岡京遷都の84年間を指す、日本史の中の時代区分の一つである。この時代は藤原氏の血縁による政治が特徴となっている。藤原不比等が遷都に重要な役割を果たしたと言われ、そこから藤原家が代々政治の実権を握ることになる。藤原不比等の次は長屋王、藤原武智麻呂4兄弟、橘諸兄、藤原仲麻呂、道鏡、と言ったように、藤原氏と皇族の血縁などの人脈が交互に実権を握っている。また、学生や僧を唐へ留学させるなど、朝鮮との国交も盛んであり、その記録は正倉院にも宝物されている。この時期に古事記、日本書紀、万葉集など文学が登場した。『奈良時代』は、天平文化(てんぴょうぶんか)が華開いた時代でも有名である。国の富が中央に集中することで、皇族や貴族の生活が華やかになったのである。遣唐使を通じて新しい文化や品物が持ち運ばれ国際色豊かな時代になった。